食道がんであることを告白した新党大地の鈴木宗男代表は26日、東京・両国国技館で行われた大相撲夏場所千秋楽を観戦した。

土俵近くの「砂かぶり」と呼ばれる桟敷席に座って取り組みを見た後、トランプ米大統領による「米国大統領杯」授与の際も、土俵上のトランプ氏や安倍晋三首相の様子を、笑顔で見守った。

宗男氏は八角部屋の後援会長を務めるなど、昔から相撲界との関わりが深い。

宗男氏は今月23日の党会合で、4月末に受けた人間ドックで、食道に1・2センチのがんが見つかったと公表。手術は27日に都内の病院行われる予定で、手術前日に相撲を楽しんだ。

自身のブログには、札幌での日程を終えて国技館に駆けつけたことを明かし、観戦後、病院に向かったとしている、「お医者さんに全幅の信頼を寄せているので、精神状態は良好である。良い結果をお知らせしたい」とつづった。

宗男氏は03年に胃がん、10年に食道がんがそれぞれ見つかり、いずれも手術して克服している。今回の手術後、1週間程度入院する予定。