将棋の羽生善治九段(48)が6日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた第60期王位戦挑戦者決定戦で、木村一基九段(45)に敗れた。4日、この棋戦の挑決リーグ白組プレーオフで永瀬拓矢叡王(26)を下して公式戦1434勝と、故大山康晴十五世名人の持つ1433勝の最多勝利記録を更新したばかり。豊島将之王位(名人・棋聖=29)への挑戦権獲得まであと1歩のところで、姿を消した。羽生は現在タイトル通算獲得99期。次のチャンスは現在、挑決トーナメント準々決勝まで進出中の王座戦。勝てば、改めて100期への挑戦権を得る。