史上最年少プロ棋士、藤井聡太七段(16)が11日、大阪市の関西将棋会館で指された第91期棋聖戦1次予選で東和男八段(63)を108手で破り、次戦に駒を進めた。

藤井は同日午後2時から同棋戦の1次予選「へ」ブロック準決勝で伊奈祐介六段(43)との対戦。先手の藤井は飛車先の歩を突き、伊奈も飛車先の歩を突き返した。両者は初手合い。藤井は1日2勝を狙う。

棋聖戦の1次予選は持ち時間各1時間で行われる。挑戦権を得るには、2次予選を勝ち抜き、シード棋士を含む16人による決勝トーナメントを勝ち抜くことが必要となる。