大阪府吹田市の千里山交番で古瀬鈴之佑巡査(26)が刃物で刺され拳銃が奪われた事件で、吹田署捜査本部は17日早朝、強盗殺人未遂容疑で、住所不定、職業不詳の飯森裕次郎容疑者(33)を逮捕した。

飯森容疑者は事件現場の大阪府吹田市に幼少期から高校生の頃まで暮らしていたという。事件現場となった「千里山交番」から徒歩約10分のマンションに住んでいたこともあった。

中学時代の同級生だった男性(33)によると「小学校時代は野球チームに所属し、中学では野球部に入っていた。まじめで、どちらかというと控えめだった」と話した。

中学校では成績はトップクラスではなかったが、上位だったという。飯森容疑者のものとみられるフェイスブックによると、05年に吹田市の府立高を卒業後、東京の私立大に入学した。 中学時代の別の同級生の男性(33)は「好き嫌いが激しく、けっこうこだわりが強かったという印象がある」と証言した。男性は「公開された映像には中学時代も面影がなかった。まさかこんな事件を起こすとは…」と驚いた様子で話した。