参院選が4日、公示され、立憲民主党から東京選挙区(改選6)に立候補した元東京都議の塩村文夏(あやか)氏(40)が東京・新宿駅前で街頭演説を行った。東京都議時代、質問中に受けた「セクハラやじ」が社会問題になった。

東京都議時代について「おかしなことの連続、理不尽の連続でした」と振り返った。年金問題などに触れ「こんな日本で安心して年を取れるはずがない。私達の年代も不安に思う。安心して年を取れる日本にしていきたい」と訴えた。

街頭演説を終え、公示後の“第一声”を「1分とか2分の演説では伝えきれないことばかり。政治がそれだけ複雑になった。もっと内容を考えないといけないと反省しています。35点かな」と自己分析した。

また、塩村氏に続き、同じ立憲民主党から比例代表に出馬する元「モーニング娘。」市井紗耶香氏(35)も街頭演説に立った。市井氏について「先日、いろいろお話ししましたが、明るい方で言葉がとても丁寧。誠実な人柄だと思いました。連携を取りながらやっていきたいと思っています」と“共闘”を誓った。

塩村氏は東京都議として活動後、旧民進党で衆院広島3区への出馬を目指したが、同党の分裂で17年衆院選は無所属で出馬し、落選。その後は国民民主党に移り広島3区で活動していたが、今年1月に離党した。