参院選東京選挙区(改選6)に出馬した無所属の野末陳平氏(87)は16日、都内で「街角対話集会」と題した街頭演説を行った。

「老後2000万円問題」のとらえ方や、日本の年金制度の今後について持論を述べ、「年金がますます足りなくなると思う人」など、聴衆への質問を交えながら双方向で対話を進めた。

終了後、「大勢の聴衆の前で一方的に話すのは、もう時代遅れ。反応が分かるくらいの人数がいい」と解説。出馬前には、医者から不整脈の診断書が出たが「選挙戦が始まったら血圧も下がり、不整脈も治って医者がビックリした」という。「好きなことをやっているからだね。一種の『選挙病』だね」と、笑顔で話した。