32の1人区のうち、東北地方の6県では岩手以外でも、与野党の激戦が続いている。特に「イージス・アショア」の配備計画をめぐる政府の不手際が争点になった秋田では、自民現職と新人の野党統一候補が抜きつ抜かれつの大接戦。

秋田は菅義偉官房長官の地元で、負けられない自民は、最終日の20日、菅氏と首相の政権2枚看板を応援に投入する予定だ。山形でも、自民現職が新人の野党統一候補と大接戦だといわれる。自民は前回16年の参院選で、東北の1人区を1勝5敗と大きく負け越したが、今回も苦戦となっている。