テレビ東京選挙特番「池上彰の参院選ライブ」で、今回もジャーナリスト池上彰氏と自民党二階俊博幹事長のバトルが展開された。「エサ」「ゲス」などのワードが飛び交う犬猿の仲ぶりでネットも沸き、「池上」「二階」が急上昇ワードに躍り出る一幕もあった。

選挙戦で、二階氏が業界団体の会合で「選挙を一生懸命頑張ったところに予算をつける」と発言したことについて、池上氏が「利益誘導型の古い政治手法ではないのか」と真意をただすと、バトル開始。「奮起を促し、一生懸命やっている人にそれなりの対応をするのは当然のこと」という二階氏の回答に、池上氏が「ほーーぉ」と挑発的に驚くと、二階氏が「ほーーって何ですか」とカチン。いきなりピリピリとした空気が漂った。

人の機嫌などお構いなしの池上無双と、イライラと面倒くさそうな二階氏のツーショット。その後も「予算をエサに選挙を有利に誘導しようということじゃないですか?」「そんなゲスなことを言っているわけじゃない」「今の言い方はゲスな言い方ということになるんでしょうか。そう受け止めても構わないということですね」「いいようにとりなさいよ」。二階氏がそっぽを向いた。

また、元民主党の細野豪志衆院議員の二階派入りについてもバトルを展開。「かつて敵対していた人を入れる手法は」「新たに入ってきたいという人に門戸を開くのは当たり前じゃないですか」「引き抜いて野党を弱くする戦略ですか」「戦略ではなく、これは心の広さであって」というイライラとしたくだりで時間切れとなり、大江麻理子アナウンサーの「ありがとうございました」で中継が終わった。

両者は2年前の総選挙でも「なぜ二階さんに権力が集まるんですか」「あまりいい質問じゃないね」などのやりとりで話題になった。今回もネット上は「またやってる」「今のやりとりめちゃめちゃちびりそう」「この2人、犬猿の仲すぎて草」「池上無双キレキレ」「時間が過ぎるのを待つ二階幹事長の劇的な戦法」など、もはや選挙の風物詩扱いの書き込みが相次いだ。