元大阪市長の橋下徹氏(50)が、安倍晋三首相に憲法改正への議論を加速するように要望を出した。

橋下氏は21日放送のフジテレビ系選挙特番「Live選挙サンデー令和の大問題追跡」にゲスト出演し、安倍首相と“激論”を交わした。橋下氏は今回の参院選で自公「改選過半数」の結果を受けて「憲法改正の議論を進めてほしい。そのために本来なら今回は衆参ダブル選挙に踏み切るべきではなかったのか」と切り込んだ。安倍首相は「(ダブル選については)迷わなかったかと言えばうそになります。憲法改正には当然、挑んでいきたい」と返した。

橋下氏はさらに「憲法調査会を動かしていくのか」と詰めよると、首相は「(野党は)国会議員の責務を果たしていない。きちんと議論してもらいたい。立憲民主党の皆さんは『安倍政権の間は議論しない』と、おかしな話だ」と野党の対応を批判した。

安倍首相の任期は2021年9月。橋下氏は任期中のあと2年で「選挙をもう一度やってもらいたい」と水を向けると、首相は「衆院議員は常に緊張感を持たなければいけない。衆院の解散は選択肢から外しているわけではない。緊張感を持ってさまざまな課題に向かいたい」と話した。

ヒートアップする橋下氏に、司会の宮根誠司キャスター(56)から「あれだけ熱く語っている様子を見ていると、橋下さん、選挙に出るんじゃないですか」と突っ込まれた。

橋下氏は苦笑いしながら「出ません。2万%出ません」と否定した。