みんなの党などで活動した元参院議員で、漫画やアニメの「表現の自由」を守ると訴えた山田太郎氏(52)が、自民党の比例代表で当選した。インターネットを中心に「オタク票」を集める、異例の選挙運動を展開。有力な業界団体が推す現職候補らがひしめく中で、激戦を制した。

山田氏は16年の前回選挙では、旧新党改革から比例代表で出馬し、全体で13位となる29万1000票を獲得したが、新党改革が議席を得られなかったため落選した。

今回は会員制交流サイト(SNS)を駆使し、アニメファンの聖地で知られる東京・秋葉原などで街頭演説をした。SNS上では「オタクは山田太郎に」との声が広がっていた。