山本太郎代表(44)が率いる「れいわ新選組」が、今回導入された「比例特定枠」を使い、優先的に当選できる比例1位に擁立した難病ALSの当事者・舩後靖彦氏(61)が当選確実となった。

一方で、山本代表はテレビ各局の選挙特番の生中継に対応。6年前に当選した東京選挙区から比例区に転出した結果、自らの議席確保が難しい状況になっていると指摘され、山本氏は「山本太郎1人の当選を狙う選挙をやる予定はございません。徹底的に最後まで戦う組織を作りたかった」と説明。その上で「もしも選挙結果によって、自分が議員バッジを失うことになるなら…次は当然、衆院選、3年後には参院選がある。議員としての役目を果たせるような場所に対し、選挙していくのは当然のこと」と、議席を確保できなかった場合、衆院選を目指す可能性があると示唆した。

山本代表は「事前の調査で200万票、取ることが出来る計算があった。その先は、市民の皆さんの動き、運動量で積み上げは可能だともくろんでいた」と語った。その上で「私は政権を狙いにいくと言っている」と、改めて4月1日にれいわ新選組を旗揚げした目的は、政権奪取にあると強調した。【村上幸将】