東京・隼町の貸し会議室に設けられた社民党の開票センターは重苦しい雰囲気に包まれた。候補者名が書かれたボードやバラはなく、正面に報道各社のマイクと「比例区は社民党」「憲法を活かす社民党」というポスターだけが並ぶ殺風景な会場。

福島瑞穂副党首と吉川元幹事長が中継に対応し、記者会見に応じたが、午前0時をすぎても獲得議席はゼロのまま。国政政党として生き残るのに必要な2人の当選者、または2%の得票率が見込めぬまま時間が過ぎた。吉川幹事長は「憲法を守る政党を残してほしいという手応えはあった。2%を超えるものと信じて見守っていきたい」、福島副党首は「長い夜になる。祈ってます」と話した。社民党は22日午前2時過ぎ、比例代表で1議席が当確した。