日本維新の会の音喜多駿氏(35)が、激戦の東京選挙区で初当選を果たした。

維新が、東京選挙区で議席を得るのは初めて。さきの大阪府知事&市長ダブル選を完勝するなど大阪の選挙は好調ながら、全国的な広がりを欠いていた維新にとっては、「悲願」の議席となった。

今年3月、都議を辞し、東京・北区長選に出馬したものの現職に敗北した音喜多氏にとっても、今回の参院選は、政治家生命を左右する挑戦でもあった。当確後、報道陣の取材に「厳しい戦いを勝ち抜くことができた。しがらみのない政治を目指したい」と、目に涙をにじませながら語った。