7月18日に発生した放火殺人事件で35人が死亡、34人が重軽傷を負った、京都市伏見区のアニメーション制作会社「京都アニメーション」が19日、公式サイトで、事件が発生した第1スタジオ近くに設置した献花台の設置を、25日で終了すると発表した。

「7月18日に発生した悲劇に見舞われた私たちに、日本国内はもとより世界中の皆様から数えきれないほどのお花や励ましのメッセージをお寄せ頂いておりますこと、厚く御礼申し上げます。あの日から一か月が経過しましたことを節目に、8月25日(日)をもちまして、献花台の設置を終了させて頂きます」

26日以降は献花台を用意しないため、第1スタジオ前や路上への献花は遠慮するよう呼び掛けている。

また、第1スタジオ周辺は住宅地であることから、近隣住民を配慮し、第1スタジオへお立ち寄りや写真撮影など、日常生活に影響を及ぼす行為も控えるよう、併せて呼び掛けている。

その上で、公式サイトは「なお、これまでにお供えいただいた御供物につきましては、弊社で責任をもって御供養させていただきます」とつづった。

そして今後について「国境を越え多くの方々が私たちに寄せて下さった温かな思いに応え、再び、皆様に夢と希望と感動を届けるアニメーション制作に取り組めるよう、励んで参ります。以前と変わりなくこれからも、私たちの歩みを見守って頂けますと幸いで御座います」(コメントは原文のまま)と再起を誓った。