タレント萩本欽一は21日、20年東京パラリンピックの成功とバリアフリー推進を目指し、東京都が設置した懇談会の第2回会合に出席し、東京パラリンピックで「欽ちゃんシート」と名付けた観客席を設置する計画が、実現へ動き始めていることを明かした。

今年6月の第1回会合で「まず私が先頭に立って客席で競技を見たい」とした上で、個人的希望として「欽ちゃんシート」の設置案を披露。この日、小池百合子知事に進捗(しんちょく)状況を問われた萩本は「チケット販売が終わったところで(販売数が)少ないところ(競技)で誕生させようという話になっている。頑張ります」と答えた。

12年ロンドンパラ大会が満員の観客で埋め尽くされた光景に感動した萩本は、前回の会合で「(満員の)日本人の笑顔が、世界中のテレビで紹介されたらいいな」と、シート設置の意義を話していた。