東京パラリンピックで「欽ちゃんシート」の設置計画を進めるタレント萩本欽一(78)が、日刊スポーツのインタビューに応じた。観客席が満員だった12年ロンドンパラ大会を目指して、外国選手同士の競技など日本の観客が少ないと予想される試合を中心に、観戦する構えだ。東京都のパラリンピックの成功とバリアフリー推進に向けた懇談会で設置計画を披露。小池都知事も賛同した。

萩本がメンバーを務める都の懇談会は、学術関係者のほか、歌舞伎俳優市川海老蔵や歌手五木ひろしらの著名人、パラアスリートら計38人が「特命全権応援大使」として大会の盛り上げ役を担うほか、都のバリアフリーの現状や課題などを話し合う。萩本は21日の第2回会合で、パラ競技選手とも交流。「予選などの試合も見に来てほしいと言われたので、行こうと思う」と、本番前に観戦に訪れる計画も明かした。「これからもいろいろな選手に出会うだろうし、『見に来いよ』って言ってほしい。僕は行くよ!」と意欲を示した。