将棋の最年少プロ、藤井聡太七段が渡辺明王将(棋王・棋聖=35)への挑戦権獲得を目指す、第69期大阪王将杯王将戦2次予選2回戦、中村太地七段(31)戦が26日午前10時から、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で始まった。両者、初対決になる。

振り駒の結果、と金が5枚出て藤井は先手。先手7六歩と角道を開けたのに対し、中村は後手8四歩と飛車先の歩を突いて、対局が始まった。

持ち時間は各3時間。同日夕方には決着の見込み。この対局の勝者は2次予選決勝で、歴代3位タイ通算1324勝の谷川浩司九段(57)と挑戦者決定リーグ戦入りをかけて対戦する。