環境相として初入閣する小泉進次郎氏は11日、官邸への新閣僚呼び込みを終えた後の取材に、育児休暇取得に関する自身の発言について「検討していますかと問われたから、検討しますと言っただけで、世の中、賛否両論含めてこんな騒ぎになる。日本は固いね。古いね」との、見解を示した。

その上で、育休取得をめぐり、自身の中で「大事なことが3つ」あるとして<1>公務最優先<2>危機管理は万全<3>妻の不安払拭(ふっしょく)を挙げた。

「この3つを両立させる形になるには、いちばん何が良いのか。多くの皆さんのご理解を得られる形が何なのか、引き続き考えていきたい」と、引き続き検討する構えを示した。

「大事な閣議に(育休)だから出ないとか、国会に、だから出ないとか。そんなことはありません」と、強調。「検討すると言っただけで(賛否が)盛り上がるなら、せっかくの機会ですから、前向きに、この固い社会が変わるよう、そんな日本の環境をつくっていくことも、環境大臣の環境ではないけれど、1つの力になれればと思います」と、育休取得が進む環境を整える環境相になることにも、意欲を示した。