東京都の小池百合子知事(67)が15日、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)を視察した。20年東京オリンピックのテストイベントと位置づけられており、医療救護活動や暑さ対策を見て回った。沿道に休憩所やミストが設置され、沿道の観客にはかちわり氷や小型扇風機などの暑さ対策グッズが計2000個が配布された。小池氏は「より良い暑さ対策を確保していく」と話した。

警備のテストとしては、警視庁が交通規制に合わせ、海外で相次ぐ車両突入テロの対策として主要交差点を大型バスなどで閉鎖。小型無人機ドローンの違法飛行には、大きなネットを付けた機体で捕獲する「迎撃ドローン」などを備える部隊を投入した。この日、目立った混乱はなかった。