橋本聖子五輪相は17日、就任のあいさつで東京都庁を訪れ、小池百合子知事と面会した。「これまではJOCや、大会組織委員会の立場で話をさせていただいたが、担当大臣になったことで、今後、より連携強化をはかり、しっかりした運営ができるよう、サポートさせていただきたい」と述べ、国と東京都のさらなる連携の強化に意欲を示した。

その上で、女性活躍の分野も担当していることに触れ「同じ女性の立場から、日本のすばらしい未来をつくりあげていくための環境整備にともに取り組みたい」と訴えた。

小池氏は「大会まで秒読み段階という中で、橋本大臣がご就任されたのは大変心強い。五輪に、夏冬両方で7度出ていらっしゃる。それだけでも、日本を探してもいらっしゃらない」と述べ「アスリートファーストの観点からも、アスリートが何を望んでいるか、代弁者であり、かなえる役目でもある。課題は山積しているが、橋本大臣の力を借りながら進めたい。頑張りましょう」と期待を示した。

また、東京都が女性の幹部登用を積極的に進めていることに触れ、「(東京都は)1つの女性活躍のモデルになれるのではないか」と提案。「(女性活躍は)日本の持てる力を生かし切れていない最大の分野だ。橋本大臣には、五輪だけでなく、女性活躍の面でも活躍してほしい。これまでの経歴は輝かしいばかり。女性のエネルギーをどんどん生かせるよう、お互い頑張っていきましょう」と、エールを送った。