囲碁の最年少プロ、仲邑菫(なかむら・すみれ)初段(10)が23日、大阪市の関西棋院で打たれた第14回広島アルミ杯・若鯉戦予選準決勝で宮本千春初段(25)に敗れ、公式戦の連勝が4でストップした。白番宮本が190手で中押し勝ち。仲邑の公式戦通算成績は4勝2敗。

年齢差15歳。序盤は一時、リードした仲邑だったが、中盤で逆転され、終盤は粘りを見せることができなかった。午前中の1回戦は2時間30分を超える対局では集中力を途切れさせず、白星をたぐり寄せた。

午後1時30分から始まった準決勝では、疲れからか、ミスを重ねる場面もあった。終局後、仲邑は悔しそうに盤を見つめた。