将棋の第61期王位戦予選、藤井聡太七段(17)対竹内雄悟五段(31)戦が25日、関西将棋会館で行われた。この日の対局は来夏の王位戦7番勝負の挑戦者を決める戦い。今期、藤井は予選1回戦はシードで、この日の予選2回戦からの登場となった。

午前10時、お互いに深々と一礼し、対局を始めた。後手の藤井はいつものようにお茶を一口飲んでから飛車先の歩を進めた。竹内の戦型は中飛車。両者の対戦は6度目で、過去5戦は藤井の全勝。

王位戦は予選トーナメントを勝ち抜くと、シード選手を含めた計12人が2組に分かれてリーグ戦を実施。各組の優勝者が挑戦者決定戦を行い、勝者が7番勝負へと進出する。

持ち時間は各4時間。昼食休憩をはさみ、夜には決着する見通し。