大阪メトロでは、消費税増税にともなう運賃改定のプログラムが機能せず、133駅中25駅で券売機が正常に起動しないトラブルが発生した。

広報担当者によると、トラブルは1日午前4時ごろに発生し、同7時13分ごろまで、25駅の計57台の券売機の画面に「販売中止」の表示が出て、切符が買えない状態が続いた。

千日前線の新深江駅、谷町線の四天王寺前夕陽ケ丘駅と天神橋筋六丁目駅では、一部の改札で全ての券売機が使えなくなった。そのため、駅員は新深江駅と天神橋筋六丁目駅でそれぞれ4人、四天王寺前夕陽ケ丘駅で1人の乗客に「着駅払い乗車証」を発行し、運賃を降車駅で現金払いする措置を取ったという。

広報担当者によると、8%から10%に自動切り替えする部分の設定が、オンになっていなかったのがトラブルの要因だという。