直木賞作家伊集院静さん(69)の作家としての軌跡を振り返る「大人の流儀 伊集院静展」が9日、東京・銀座の松屋銀座で始まった。

伊集院さんは立大卒業後、81年に小説「皐月」で作家デビューし、92年「受け月」で直木賞を受賞。作詞家として「ギンギラギンにさりげなく」「愚か者」などを手掛けている。

展覧会覧会では、大人としての生き方を模索し問いかけるエッセイ集「大人の流儀」をメーンテーマに、会場も「生きる」「仕事」「出逢いと別れ」「大人の愉しみ」の4つの部屋で構成。高校時代に描いた絵画や、定宿のホテルの書斎の再現、交流のあった長嶋茂雄氏、松井秀喜氏らからのメッセージや、長嶋氏から贈られた背番号「3」のユニホーム、国内外の旅で集めた思い出の品や大好きなゴルフの道具などを展示。会場出口には伊集院さん直筆の「またどこかで」と書いた書も掲げられている。 会期は今月22日までで、入場料は大人1000円。