ラグビーW杯準々決勝の日本対南アフリカ戦のパブリックビューイング(PV)が20日、袋井・エコパスタジアムで行われ、県内外のファン7000人以上が来場した。5000人で予定していた入場規制は行わず、急きょ観戦エリアを拡大して対応。トップリーグ・ヤマハ発動機の選手数人も駆けつけ、市民らとともに試合会場の東京・味の素スタジアムに向けて、声援を送った。

エコパスタジアムでは、日本戦を含む1次リーグ4試合を開催。日本がアイルランドを破った一戦も、同スタジアムが会場だった。世界各地で大々的に報じられ、「静岡ショック」とも伝えられた歴史的な場所は、この日も熱狂。神奈川県から駆けつけた佐々木光暉さんは「歴史をつくった静岡から、もう1度試合を見届けたかった」と、2時間半以上をかけて駆けつけたという。

掛川市在住の黒川明美さんも「日本の活躍を見てラグビーが好きになりました。勝ち続ける姿を見たいです」。試合中は「ニッポン・コール」も沸き起こるなど、試合会場に負けない盛り上がりを見せた。

同スタジアムでは準決勝(26、27日)2試合と3位決定戦(11月1日)決勝(同2日)もPVを行う予定になっている。【神谷亮磨】