楽天の三木谷浩史会長兼社長(54)が代表理事を務める新経済連盟主催のイベント「新経済サミット NEST KANSAI 2019」が5日、大阪市内で行われ、三木谷会長がセッションを行った。

三木谷会長が楽天を創設してから23年が経過。「23年前にはAIが出てきたり、シェアリングエコノミーが起こったり、ブロックチェーンが出たりなどは考えていなかった」と経済の発展について語った。

現在は「世界は変わろうとしているのかな」と感じているといい「大きく変わろうとしている先には、本当にすばらしい世界が待っているのか、逆に、全世界、全社会が挑戦すべき課題は大きくなっていくのかと思っている」と話した。

社会革命がいろんな形で起こっており、その1つが第5世代移動通信システム(5G)革命だと説明した。およそ20年前に始まったアナログ携帯電話からどんどん伝送スキルが発達していることに触れ、「5Gになると、大きく格段に変わってくる」と話した。5Gの周波数帯などに触れ、2時間くらいの映画が5~10秒でダウンロードできると例を挙げて説明した。