年末の風物詩、「『現代用語の基礎知識』選 2019ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート30語が6日、発表された。ノミネート語の解説は、以下の通り。

選考委員の姜尚中氏(東京大学名誉教授)金田一秀穂氏(杏林大学教授)辛酸なめ子氏(漫画家・コラムニスト)俵万智氏(歌人)室井滋(女優・エッセイスト)やくみつる氏(漫画家)「現代用語の基礎知識」の大塚陽子編集長は、今年度の傾向について「用語も『明』と『暗』がはっきりした年といえる」と評した。

<明>初出場で初優勝。日本人では42年ぶりに全英女子オープンを制したスマイリングシンデレラ。そして、最も注目されたのはラグビーワールドカップ関連の用語の数々である。「ONE TEAM」をはじめ多くの言葉が人々に受け入れられた。

<暗>台風関連の用語がマスコミをにぎわした。

近年は、SNSの普及で、インターネット関連用語も多くノミネートされてきたが、選考委員は「SNSなどが日常的となり、ネット発の用語は落ち着いてきた感である」と評した。