台風19号の大雨の影響で、長野市にあるJR東日本の長野新幹線車両センターが浸水し、水に漬かった北陸新幹線の車両計10編成120両が廃車されることが5日、分かった。

8編成を所有するJR東によると、車内のいすの肘掛け付近まで浸水したという。廃車が決まった車両の一部部品については、再利用される見込み。

また、2編成を所有するJR西によると、台車の上まで浸水した。床下の電子機器はカバーをしていたものの、浸水して使えなくなるなどの被害で、廃車が決まったという。

車両の帳簿価格は9月末時点で、JR東の8編成は118億円、JR西の2編成は30億円としている。