警察署駐車場に向かって敷地外から約30個の生卵を投げつけたとして、岡山県警玉島署は11日、同県倉敷市の高所作業員、少年(18)を威力業務妨害容疑で逮捕した。少年は「間違いありません」と容疑を認めているという。

逮捕容疑は、11月7日午後11時半ごろ、岡山県警玉島署駐車場に生卵数十個を投げつけて汚損させ、駐車場の使用を困難にさせるとともに、同署職員に駐車場の清掃等を余儀なくさせ、同署職員の業務を妨害した疑い。

岡山県警によると、少年は動機について「嫌がらせ」と答え、「他に2人いる」と話しているという。他の1人は任意で取り調べ中、もう1人は現在も追跡捜査中とした。

逮捕経緯については、本件犯行を認知後、聞き込み捜査等を行い、卵を購入したと思われる店の防犯カメラに、3人が写っていたことから1人の少年を特定した。

駐車場には、20個以上の生卵が地面に落ち、数個が1台の警察車両に当たった。その他、フェンスにあたったと思われる生卵が1個敷地外に落ちており、10個入りの卵パック3つが現場に残されていた。