昨年12月31日付でセブン-イレブン・ジャパンとのフランチャイズ契約が解除されたセブン-イレブン東大阪南上小阪店(大阪府東大阪市)の元オーナー、松本実敏さん(58)が、セブン本部を相手取り、オーナーとしての地位確認などを求め、大阪地裁に申し立てていた仮処分の審尋が27日、始まった。

大阪市内で会見した松本さんは「営業が再開できるように努力していきたい」。同席した壇俊光弁護士は「時短営業の活動の中心的な人物である松本さんを排除する解除であることは明らか」と主張した。セブン-イレブン・ジャパンは店舗の明け渡しを主張した。 松本さんは人手不足を理由に、昨年2月から本部の許可を得ず、自主的に時短営業をスタート。コンビニの24時間営業問題の議論のきっかけをつくり、セブン本部の年中無休の原則に反し、元旦を休業にすると表明していた。セブン本部は顧客からの苦情が多いとして昨年12月31日付で契約を解除した。