東京都の小池百合子都知事(67)が1日、都内で行われた東京都シンポジウムに出席し、20年東京五輪・パラリンピックでの「にわかファン」を歓迎した。

19年ラグビーW杯日本代表で今季限りで現役引退したトンプソン・ルーク(38=近鉄)や、元日本代表の大畑大介氏(44)らと登壇。小池氏は、日本列島を興奮の渦に巻き込んだラグビーW杯での「にわかファン」について触れ、「W杯を見て改めてスポーツは良いと思った。選手の汗がきらりと光り勝負がつく。にわかファンもいたかと思うが、W杯が終わってかの盛り上がりもすごい。この感動を同じように、次は夏の五輪パラリンピックにつなげないといけない」と、半年後に迫る大舞台へ決意を語った。

にわかファンは、それまでファンでなかったのに、世間の盛り上がりに乗っかって突然ファンと公言するようになった人。ラグビーW杯では、にわかファンが急増し、流行語大賞にもノミネートされた。1月12日開幕のトップリーグ(TL)でもW杯効果が続き、同18日のトヨタ自動車対パナソニック戦でTL史上最多の3万7050人を動員するなど、今季の目標である総入場者数60万人を突破しそうな勢いを見せている。TL会場にはSNSでの情報拡散を狙った「#にわか」ボードまで設置され、人気の撮影スポットになっている。