東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で不通となっているJR常磐線の富岡~浪江間(20・8キロ)が3月14日に約9年ぶりに運行を再開する。

5日、不通区間で建設中の福島・双葉町の双葉駅などが公開された。不通区間は当初、原発事故による放射線量が高く、工事は難航した。常磐線の全線開通には総工費1000億円、延べ約27万3000人の従事者が投入された。開通すれば同駅には東京、品川~仙台間の特急が1日3往復、普通列車11往復が運行する。双葉駅周辺など一部地域の避難指示は3月4日に解除される。