小泉進次郎環境相は28日の閣議後会見で、コロナウイルス感染拡大防止に向けて、安倍晋三首相が全国の小中高校などに3月2日からの臨時休校を要請すると表明したことについて、感想を問われて「恐らく、対応できない方も中にはいると思う」と指摘した。共働きで子育てをしている家庭は多く、「環境省だけでなく、公務員にもさまざまな思いがあると思う」との認識を示した。

首相の方針発表を受け、緊急で省内の幹部会合を開いたといい「テレワークのさらなる柔軟な対応など、3月はできることを徹底してやっていきたい」と述べ、省としても対応に追われていることをにじませた。

環境省は、桜の名所東京・新宿御苑や全国の国立公園など、多くの人が集まる場所を管轄する。進次郎氏は「(休校で)お子さんや家族連れがどこに行くか、行動が制限される中でどう対応するのか、早急に議論する必要がある」と、強調した。