新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、3月3日から閉園していた大阪市の天王寺動物園は、24日から再開することになり、18日、大阪市が発表した。

屋外であるため、感染の可能性が比較的低いと判断してのことだという。キリンやトラ、ライオンのほか、カバやサイなどを見ることができる。

爬虫(はちゅう)類などは、屋内のため観覧はできないが、同事務所の中井康成課長代理は「約180種類のうち、主に人気のある動物は見ていただける」と語った。

再開は、換気の状態や、人が密集することが少ないなど、一定の条件を満たしていることから決断。園では入り口に消毒液を設置。手すりなどの清掃も徹底し、せきエチケットや発熱などの症状がある場合は、来園を控えるように呼びかけるという。

中井課長代理は「『お待たせしました』という気持ち。十分(感染予防の)対策をして来ていただきたい。あまり屋外に出ることもないと思うので、体調に無理のない範囲で楽しんでいただきたい」と呼びかけた。【南谷竜則】