安倍晋三首相は3日の参院本会議で、東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長に健康不安が取りざたされているとして、進退論を含めた組織全体の見直しの必要性を指摘されたが、「全力で支援する」として、否定した。

「森会長は、この大会実現に、全身全霊で心血を注いでこられた。政府として全力で支援する」と強調した。

日本維新の会の松沢成文氏の質問に答えた。松沢氏は、最近の森氏の様子に疲れがみえるとして「心配の声が寄せられている」と、指摘。「万が一、体調を大きく崩すようなことにでもなれば、運営に大きな支障をきたす」として、首相に見解をただした。