東京都の小池百合子知事が9日夜、緊急事態宣言の対象となった埼玉、千葉、神奈川の9都府県の首脳が参加して行われた新型コロナウイルスに関するテレビ会議で、この日都内で1日あたり最多となる181人の新型コロナ感染が判明したことについて「感染爆発の重大局面が続いているということを、改めて感じる」と危機感を募らせた。

小池氏は「9都県市がワンボイスになって、住民の皆様に強く行動変容を要請することを、私の方からも提案させていただきたい」と訴えた。

また、緊急事態宣言で打ち出された「人の接触8割減」を実現するため、「外出はしないこと」「3つの『密』を避けること」「人と人の間隔を2メートル確保すること」「手洗いなど感染症予防」「買い占めをしないこと」の5つを改めて都の提案として発表し、「9都県市でそれぞれ、皆さんにメッセージとして呼び掛けていくことにご賛同いただければ」と話した。