東京などではまだ自粛緩和にならないが神奈川では緩和されるライブハウスなどでは、緊急事態宣言解除を迎えた25日、営業再開に慎重な声が上がった。

狭い空間に多くの人が集まると言われるライブハウス。同県川崎市のライブハウス「STARGICROOM」の担当者は「再開のめどはたっていません。出演者が動かない限り、こちらも動けないです。あと、第2波のきっかけになってしまうのが怖いです」と不安な思いを明かした。同県平塚市の湘南平塚ライブハウス「KANAFU」の担当者は「8月までの予約がキャンセル。いつになったら再開できるのでしょうか。とても苦しいです」。営業再開となっても、3月以降延期になった公演の対応や、収容人数の制限への対応からチケット販売をどうするかなど、課題は多いという。

神奈川県内で9店舗のフィットネスクラブを運営する「ティップネス」は緊急事態宣言の解除を受けた営業再開には「国や県の指示に従って検討しています」と慎重な姿勢を示した。

また、パチンコチェーン最大手「ダイナム」でも1都3県の店舗における営業再開に関しては「現時点では白紙の状態です」とした。営業再開には「各自治体や、全日本遊技事業協同組合連合会の指示や指導を受けることが前提」とし、緊急事態宣言の解除と、ほぼ同時の営業再開について言及を避けた。【佐藤成】