れいわ新選組の山本太郎代表(45)が、東京都知事選出馬の検討を始めたことが10日、野党関係者への取材で分かった。

山本氏は都知事選についてこれまで「すべての選択肢を排除しない」と、含みを残してきた。立憲民主党などの野党が一時、野党統一候補での擁立を目指したものの、山本氏は「れいわ公認」にこだわり、野党は元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)の支援を決めた経緯がある。一方、昨年の参院選で躍進したれいわは保守票の一部を取り込んだともいわれ、今回も幅広い支持を得られるか見極めているとみられる。次期衆院選の時期も見通せず存在感の見せ方に腐心しているとの指摘もある。