東京都知事選(7月5日投開票)に立候補した日本維新の会推薦の小野泰輔氏(46=前熊本県副知事)が20日、中央区銀座の歩行者天国や豊洲市場、上野周辺など都内7カ所で街頭演説し「ヒジタッチ」で、支持を呼び掛けた。

都知事選3日目で初の週末となった銀座周辺は多くの人でにぎわった。小野氏は熊本県副知事時代に熊本県のマスコットキャラクター「くまモン」をブランド化し、財政貢献や観光PRで成功を収めた実績や、熊本地震からの復興対応の行政手腕をアピールした。その上で新型コロナウイルス対策における都政での実行力を強く訴えた。

感染対策で握手を自粛して、お互いのヒジとヒジを軽く接触させる「ヒジタッチ」で街行く人に呼びかけた。銀座では「熊本市出身です。頑張って」という中年女性や「熊本の力を東京に」と男性からエールを送られた。その一方で、小野氏は東京生まれの東京育ちだが「熊本の人だと思っていました」という20代女性や「東京の人じゃないでしょう」という街の声も。現職の小池百合子知事の優勢も伝えられる中で、知名度アップが選挙戦でのカギとなりそうだ。

 

18日に告示された東京都知事選(7月5日投開票)に立候補の届け出をした候補者は22人。立候補者は以下の通り。

 

れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)、現職の小池百合子氏(67)、幸福実現党広報本部長の七海ひろこ氏(35)、元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)、政治団体代表の桜井誠氏(48)、介護職員の込山洋氏(46)、元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)、先物トレーダーの竹本秀之氏(64)、歌手の西本誠氏(33)、会社社長の関口安弘氏(68)、NPO法人代表の押越清悦氏(61)、音楽家の服部修氏(46=NHKから国民を守る党推薦)、NHKから国民を守る党党首の立花孝志氏(52=N国推薦)、マネジメント業の斉藤健一郎氏(39=N推)、自営業の後藤輝樹氏(37)、作家の沢紫臣氏(44)、イベントプロデューサーの市川浩司氏(58)、フリージャーナリストの石井均氏(55)、薬剤師の長沢育弘氏(34)、元会社員の牛尾和恵氏(33)政治団体代表の平塚正幸氏(38)、元派遣社員の内藤久遠氏(63)。