東京都知事選(7月5日投開票)に立候補している元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)が22日、「小野たいすけ山手線一周チャレンジ」と称し、都内を自転車で回りながら遊説した。

大粒の雨と風が吹く悪天候だったが、中断するつもりはないという。この自転車での遊説企画について、関係者は「本人たっての希望。有権者1人1人と直接向き合いたい」という思いからであると明かした。

新宿駅南口で行われた演説には、鈴木宗男参議院議員も応援に駆けつけた。鈴木氏は「人情だとか優しさを失ったリーダーはいらない」とした上で「人の思い、人の心を誰よりも理解する小野泰輔さんに力を貸してください」と訴えた。

小野氏は街頭演説で、熊本県副知事時代行っていた名刺に自分の携帯番号を公開する取り組みを都知事になっても行うと約束。「都民のみなさん1人1人とちゃんと繋がって真摯(しんし)に考えて成長していく。そういう心構えのない人はもう都知事なんてやってはいけないんです」と話した。

18日に告示された東京都知事選の立候補者22人は以下の通り。

れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)、現職の小池百合子氏(67)、幸福実現党広報本部長の七海ひろこ氏(35)、元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)、政治団体代表の桜井誠氏(48)、介護職員の込山洋氏(46)、元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)、先物トレーダーの竹本秀之氏(64)、歌手の西本誠氏(33)、会社社長の関口安弘氏(68)、NPO法人代表の押越清悦氏(61)、音楽家の服部修氏(46=NHKから国民を守る党推薦)、NHKから国民を守る党党首の立花孝志氏(52=N国推薦)、マネジメント業の斉藤健一郎氏(39=N推)、自営業の後藤輝樹氏(37)、作家の沢紫臣氏(44)、イベントプロデューサーの市川浩司氏(58)、フリージャーナリストの石井均氏(55)、薬剤師の長沢育弘氏(34)、元会社員の牛尾和恵氏(33)政治団体代表の平塚正幸氏(38)、元派遣社員の内藤久遠氏(63)。