大阪駅に隣接する商業施設・グランフロント大阪に、カルガモの親子が出現した。6月30日、同施設の地下通路で親子連れ立って歩いている姿を一般の通行人が発見。午前9時すぎに警察に110番があり、施設内の人工池に戻されるという“珍事件”が発生。

親ガモ1羽と小ガモ5羽で、かわいらしい珍客に、現物客が集まった。以前から親ガモは確認されていたが、前日29日の午前中に設備の管理人が親ガモ1匹とヒナが3匹いることを確認。施設関係者によれば、他にも2匹のヒナがいることが分かったという。

カルガモ一家は、繁華街の道路を横切るなどして見物客を驚かせている。関係者は「安全な場所で健やかに育ってほしいです。道路に出ると危ないので」と親心をにじませた。

施設側は大阪府にも相談したものの、捕獲には行政の許可が必要とのことで、関係者は「保護はできないので、見守ってくださいと言われました」と明かした。