れいわ新選組は16日、臨時総会を開催し、昨年7月の参院選(比例区)で同党公認で立候補(落選)した大西恒樹氏(56)を除籍処分とすることを発表した。

大西氏は3日、自身の動画チャンネルで「命、選別しないとだめ。それが政治」「高齢の方から逝ってもらうしかない」などの発言して、党内外から批判が高まっていた。

約4時間におよんだ臨時総会後、記者会見した山本太郎代表は「すべての命の選別を許さない。立党の精神は変わらない。自分の使命としてやっていく。除籍を提案した」と神妙な口調で語った。

臨時総会には、れいわ新撰組所属の舩後靖彦、木村英子の両参院議員、外資系銀行で為替ディーラーなどを務めた大西氏本人を含む党の構成員が出席し、大西氏除籍の採決は賛成14、反対2だった。山本氏は「動画の発言について謝罪、撤回するとしていた大西氏だったが、臨時総会の場で謝罪、撤回を取り消す、と発言した」ことなども明らかにした。