新型コロナウイルスの感染再拡大が続く中、日本最大級の繁華街、東京・新宿の歌舞伎町にある有名セクシーキャバクラ(通称セクキャバ)が23日までに、当面の営業自粛を発表した。

公式サイトによると、同店は歌舞伎町で約20年営業しているという大手。同サイトで22日、「新型コロナウイルスの感染拡大防止の為当面の間、営業を自粛致します。ご理解のほど、宜しくお願い致します」と告知した。

このセクキャバは新型コロナ感染拡大の第1波が起きていた時期の4月1日にも休業を発表。東京都の休業要請解除を受け6月下旬に営業を再開したばかりで、今回再び自粛休業することになった形だ。

セクキャバは、男性客と女性キャストが至近距離で会話しつつ酒などを飲むだけでなく、一般的なキャバクラと違って、互いに密着したり、抱擁したり、女性が男性客のひざの上に体の一部を乗せたり、キスをすることができるなど「密着サービス」を主とした営業形態の店が多い。

多くのセクキャバではコロナ禍において、入店時に客の検温をしたり、アルコール消毒を求めるなどのさまざまな感染対策をしている。ただ、一般的には不特定の男女が密閉空間の中、密着した状態で長時間すごし、会話やキスなどをする業態であることから、唾液や唾液飛沫を通じた感染リスクは高いとみられている。