島根県の立正大淞南高サッカー部での新型コロナウイルスの集団感染を受け、鳥取県は10日、県の新型コロナウイルス感染症特設サイトで「知事から県民の皆様へのメッセージ」と題した記事をアップした。

同校は3、4日に鳥取に遠征しており、県は「県のウェブページなどから正確な情報を確認し、不確かな情報に惑わされることなく、冷静な行動をとっていただくようお願いします」と呼びかけた。遠征先での接触に「部活動などで接触がご心配な方は『発熱・帰国者・接触者相談センター』にご相談ください」とした。

鳥取県の会議では、立正大淞南高が7月下旬以降に鳥取県に遠征したことが報告された。立正大淞南高のクラスターが部員の寮を中心に生じたことから、鳥取県は寮を持つ学校に専門家チームを派遣して感染防止策を指導する。県教育委員会は独自の感染予防ガイドラインを見直し、寮の運営や部活動の際の予防策を新たに設ける。