菅義偉首相は16日夜、就任後初の記者会見に臨んだ。

菅首相は、安倍政権で問題になったモリカケ問題や「桜を見る会」の問題への対応について問われた際、「これを機に、桜を見る会については来年以降、中止したいと思う」と述べ、会の中止を明言した。

同会は、安倍晋三前首相の長期政権のもとで招待客の数がふくらみ、公私混同を含めたさまざまな問題、疑惑が浮上していた。菅首相は「招待客が多くなったことも事実。会のあり方にも批判がある」とも述べた。

理由について「これから予算要求がある。そうしたこと(桜を見る会)より大事なのは、コロナ対策だ。これに集中したいので(会の)予算要求はしない」と述べた。

また、一連の疑惑や問題を念頭に「客観的に見て、おかしいことは、直していかないといけない。謙虚に皆様の声に耳を傾けながら取り組みたい」と話した。