菅内閣で再任が決まった小泉進次郎環境相は17日、環境省内で幹部職員らを前にあいさつを行った際、河野太郎行革担当相が深夜に及ぶ官邸での大臣会見を「さっさとやめたほうがいい」と述べたことに触れ「私も同感です」と、足並みをそろえた。「私の記者会見が終わったのは午前0時20分くらいだった」と、説明した。

進次郎氏は、菅義偉首相が就任に当たって「あしき前例主義の打破」を訴えたことを念頭に「前例踏襲主義というものがある。本当はやることに意味や意義を感じていなくても、今までやっているからと続けて来て、結果として誰も幸せになっていないことが省内にもいくつもあるのではないか」と指摘。「省内にも、あしき前例主義があるならぜひ大臣室に上げてほしい。1つ1つ、解消していきましょう」と呼び掛け「(2期目は)いい意味での先例、前例を築くスタートにしたい」と述べた。

自身が環境相にとどまれた背景について「1期目に皆さんに支えてもらえたからだ」と述べ「これからは継続、安定というよりむしろ、新たなスタートだ。支えてくれた皆さんに応えるべく、全力を尽くしていきたい」と抱負を述べた。