千葉市の熊谷俊人市長(42)が19日、市内で報道陣の取材に応じ、来年4月の任期満了に伴う千葉県知事選について「自分がこのあとどうするのか思いは固まりつつあるが、今は冬に向けた新型コロナウイルス対策を十分にすることが最優先」と述べた。

具体的にどの選挙に出馬する意向があるか言及しなかったが、しかるべきタイミングで態度を明らかにするという。県知事選に出馬意向を固めたという一部報道については「否定しない」と述べた。

熊谷市長は現在3期目。県知事選に正式出馬する場合、任期途中で市長を退任することになる。「支援者の方から『ぜひ県知事選に出てほしい』『県民のために出てほしい』との声もある。自分が千葉のためにどう行動するのがいいのか、思いは固まりつつある」と話した。

自民党県連が擁立に向けて動きだしているというスポーツ庁の鈴木大地長官の印象について、熊谷市長は「(鈴木長官とは)オリパラのイベントで何度かお会いしたことはありますが、突っ込んでお話ししたことはありませんので、私としてはコメントする立場にありません」と話した。