河野太郎行革担当相は17日夜、「たろうとかたろう」と題したインターネット番組に生出演し、任命拒否問題の渦中にある日本学術会議の年間約10億円の予算を、行革の対象にする方針を示したことについて「やらないのは逆に変だ」と強調した。

ネットユーザーからの質問に答えた。

同会議を行革対象とするのは、任命拒否問題からの「論点ずらし」ではないかとの批判が出ているが、河野氏は5000に及ぶ政府のすべての事業を「例外なく全部見ると言っている」と主張。「学術会議は10億円が出ている。事務局には50人の公務員がいる。適切かどうか、例外なく見ることになっている」と繰り返した。その上で「注意して見るよう指示する」とも述べた。