今年1月に3日間で4万4293人を集客した日本最大級の釣りの祭典「釣りフェスティバル」の事務局が30日、都内で来年実施するリモートイベントの内容を明かした。新型コロナウイルスの影響もあって、人が集まる形のイベントを行わないことが感染拡大を防ぐ対策にもなると判断した。

インターネット上に釣りフェスティバルのオンラインページを作成し、来年1月22日から3日間を開催会期として、無料で誰もが接続できるようにする。ちょうど釣り具メーカーがサオ、リール、糸、ハリなどの新商品を発表するタイミングでもあり、ネットで参加するメーカー各社のイチ推し製品をゆったりと鑑賞できる。

事務局では「新商品のラインアップがこれほどまでに一堂にそろうのは、釣り業界で初の試み。期待してください」としている。

一方で、ブース出展する個人や企業、団体からの参加申請はなかなか伸びず、現状では40団体前後。出展募集の締め切りは11月6日と間近になってきている。 広報担当者は「リモート開催のイメージができない、という理由でまだ参加について会議を重ねているようです。これから1週間でバタバタと決まるのではないか、と想定しています」と話した。事務局では「来年はリモートと決めたが、22年はリモートと実際に来場者を入れる両方の方向性でいきたい。それもあって、このリモートだけの開催は、今後の宝になるような気がする」と話した。