東京都の小池百合子知事は30日の定例会見で、新型コロナウイルス対策に絡み、「東京都発熱相談センター」を新たに開設すると発表した。同日夕、開設された。かかりつけ医がなく、発熱などの症状がある人や、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」から通知を受けた人の相談を、毎日24時間対応で受け付ける。

また今後のインフルエンザ流行を見据え、12月上旬までにPCR検査を現在の最大稼働1日約4万6000件から約1万9000件拡充し、1日約6万5000件に引き上げると明らかにした。小池氏は「例年1月、2月ごろがインフルエンザの流行期になる。それに向けて必要な検査を迅速に実施できるように」と、検査体制を整備する考えを強調。11月を「テレワーク月間」とし、経営者団体や労働者団体と連携して推進することも発表した。